21世紀に入り、加速技術の発展により 3GeV程度のコンパクトな加速器でも高輝度放射光を得ることができるようになり、海外で計画が進められてきた軟X線向け次世代型の放射光施設が相次いで建設されました。 |
我が国には、世界に誇る 8GeVの大型放射光施設である Spring-8があるものの、3GeV程度の軟X線領域での放射光施設は多くはなく、2010年以降、世界は軟X線領域において
100倍の性能差を日本につけはじめています。 |
「次世代放射光施設」は、この性能差を日本の加速器技術で一気に逆転できることが可能です。 そして「可視化」と「コヒーレント光」を武器に、AI
・ビッグデータ活用時代の研究開発との融合により、我が国の研究開発力を抜本的に強化します。(QST HPより) |
今回の研究会(通称SS研)は、この運用間近なナノテラスにスポットをあて、大変お忙しい中、快くお引き受けいただいた次のお二人の先生のご講演を企画したものです。
まず施設の放射線安全全般について、QSTの萩原雅之先生よりお話しいただき、そして利用研究について本分野の第一人者である東北大学の矢代航先生にお話をいただくという素晴らしい機会を作りました。 |
ぜひ多くの皆様に参加いただき、有意義な意見交換ができることを期待しています。 |